挨拶
何本かエッセイを書いていて、まだ自己紹介というものをしてなかったので、
自分が何者かを少し話します。
興味がない人がほとんどだと思いますが、そして長い文章になってしまいます。それと重い話もするので、どうかご了承下さい。
僕は宮城県に住んでいます。
その中でも色々と街を転々としていて、現在は仙台という街が生活拠点です。
自分の事を語るのはとても苦手です。
自分がどういう人間で、どういう事に興味がある、
とかそういった事を誰かに話す、という行為が出来ないのです。
自己アピールがとても苦手で、身体が拒否反応を起こしてしまうのです。
人と関わるのは極力避けたいくらい、
でも人は好きという矛盾している様な気持ちです。
そんな僕だから、文章で何かを表現したいと思うようになっていった次第です。といっても、そう思うようになったのはごく最近なんです。
きっかけも忘れてしまったくらい、
ある日突然、小説を書きたい、と思ったのです。
このエッセイも、小説を書いていく為のトレーニングだと思っています。
エッセイを通して自分の事を色々と話していくのですが、
その中で誰かに見てもらえれば幸いです。
僕という人間を発信していくのがちょっと(いやかなり)恥ずかしいのですが、エッセイであったり小説であったりと、
様々な形でこれからやっていきたいと思っています。
僕は昔から自己肯定のない人間で、何をするにも否定から入ってしまいます。
誰かに褒められたりすると、嘘だとまず最初に思ってしまいます。
信じる事が出来ないのです。
自分を認める事などまずないし、僕なんか、なんていつも思っています。
何か表現する事も苦手です。
とにかく存在をなるべく消していたいのです。
そんな僕が小説を書こうとしています。
びっくりです。
僕は物心ついた頃から精神疾患があって、不安や怖さが沢山ありました。
人に対しても、物にしても何にでも恐怖を感じていました。
学校でいじめられてしまい、それが原因で僕は不登校になりました。
それにより、どんどん対人恐怖も強くなっていって、
視線もなにもかも怖くなってしまい、
十五歳くらいまで人の目が見れなくなりました。
十六歳になって僕はアルバイトだが働く事になり、
徐々に人見知りや怖いなどと言える状況ではなくなっていって、
人と接していくうちに徐々に克服していった。
病気とも付き合いが長くなり、今は少し落ち着いてきています。
バランスが取れなくなる事も多いですが、それでも前に進もうと思えた。
荷物が軽くなった様な感じかな。
色々な出会いが重なって今があり、繋がっていられる事に感謝しています。
捨ててきたものは多いです。
そして得てきたものもたくさんあります。
かけがえのないものになっています。
何も分からない僕に手を差し伸べてくれた人達がいて、今の僕がいる。
それが分からなかった時期が長かったです。
自分を自分で殺そうとしていた。
自殺をする事がその人達にとってどれだけ悔しい事なのか分からないでいて、
何度も何度も死のうとしてきたのです。
でもある日、知人が亡くなってました。
みんなはやりきれない思いでいたのです。
そんな光景を側から見てて、もう自分から死のうとは思わなくなりました。
この人達が居るから今の僕がいて、
という事に遅いのかもしれないけど、やっと気づいたのです。
だから僕は生きていく事が何よりもの恩返しなのだと思っています。
書きたい事が沢山あって、何を書けばいいのかも分かってないのですが、
僕はこれから色々な事を書いていきます。
沢山の物語を書いていきたいです。
その中で、僕が紡いでいく事を読んで頂ければ幸いです。